植物が持つカラフルな色(フィトケミカル)

フィトケミカルとは『第7の栄養素』として知られるようになった植物性の機能成分のことです。
phyto(植物)とchemical(化合物)を組み合わせて作られた言葉で、植物が紫外線、有害物質、害虫などから身を守るために作り出した色素や香り、アク、辛味などの成分をいいます。中でも、特に色素成分に多く含まれています。フィトケミカルは1つの野菜や果物に複数存在していることもあり、種類は数千以上ともいわれています。
抗酸化作用のあるものが多く、老化防止、代謝促進、免疫力向上、脳機能の強化などさまざまな働きが期待できます。私たちの体内では、取り込まれた酸素によって”活性酸素”(悪玉酸素)が生まれます。これが増えすぎると、体内の細胞がサビつき、老化を進行させたり、さまざまな病気の引き金にもなってしまいます。私たちの現代のライフスタイルには、紫外線、大気汚染、喫煙、脂質や糖質の過剰摂取、生活習慣の乱れなど活性酸素を生み出す原因となるものがたくさんあります。さらに、抗酸化作用は年齢とともに減少するので、カラフルな色を意識することで活性酸素からカラダを守ることができるのです。
野菜の皮にもフィトケミカルが含まれているため、よく洗って皮ごと料理に使う…
フードロス削減にも繋がるし、ゴミも減る、環境にも配慮した習慣なのです。